長く暑い夏が終わりを告げ、次第に秋に向かって心地の良い日が始まってきました。
秋のお散歩は、どんぐり・松ぼっくり等の秋ならではの自然物に触れながら、五感を刺激する活動は子どもたちにとってとても楽しい経験になりますね。
今回は『秋のお散歩おすすめ活動』をご紹介したいと思います。
秋のお散歩活動のねらい
季節の変化に気づく力を育む
自然の変化や植物・動物の姿に気づくことで、季節の移り変わりを感じる力を育てます。
また、観察を通して自然のサイクルについても興味を持つきっかけになります。
五感を豊かにする
色とりどりの景色、葉や実の手触り、風の香りや音など、五感を通して感じる経験が豊かさをもたらします。
五感をフルに使うことで、心身の成長をサポートします。
集中力と観察力の向上
昆虫や木の実を探すときの集中、葉や虫の細かな違いを見つける観察力を養います。
小さなものに目を向けることで、注意力や洞察力が育ちます。
自然への関心と好奇心を深める
自然の素材や植物、動物などへの関心を育てることで、好奇心や学ぶ意欲が高まります。
自然の仕組みや季節ごとの変化に気づくことで、科学への興味も引き出します。
表現力や創造力の促進
集めた素材で工作することで、創造力や表現力が育ちます。
自然を題材にした作品づくりは、自由な発想を引き出し、自己表現の場になります。
心身のリフレッシュと運動能力の向上
野外活動を通して、歩く・走る・しゃがむなど全身を使った動きが促され、運動能力が育まれます。
また、自然の中で過ごすことでリラックス効果も期待できます。
秋の自然遊び
秋集め!
手作りのマイバック(紙コップやビニール袋など肩掛けタイプにしたもの)を持って秋の収集遊びに出かけましょう。
乳児さんも幼児さんもどちらも楽しめます!
乳児さんは口に入れる危険性も留意しながら、子どもたちの様子に合わせて取り入れてみると良いです。
幼児さんは、「容器いっぱいになるまで集めてみよう!」「園に帰ってなんの木の実か図鑑で調べてみよう!」などテーマを決めても取り組みやすいです。
持ち帰りが大変ならば…
写真を撮って、保育室に飾るだけでも子どもたちの興味が広がります
秋みーつけた!ビンゴ大会!
ビンゴのマスには、赤い葉っぱ・黄色い葉っぱ・茶色い葉っぱ・赤い木の実・どんぐり・甘い香り・気持ちいい風・イチョウの葉っぱ・ふわふわ雲などなど…書いておきます。
ビンゴの紙に書いてあるものを探して、見つけたら持ってきて、ビンゴのマスにおきましょう。
秋ならではの言葉とイラストで秋を感じられる活動になりそうですね。
ビンゴのマスに書く秋に拾えるものは、こどもたちと「どんなものがあると思う?」とアイデアを出し合うのもよいです。
小さいクラスはクラスで1枚でも十分楽しめますし、1人一枚や、グループで一枚などでも楽しめそうです!
落ち葉を並べてお店屋さんごっこ
ケーキにもアイスにもお芋にも、子どもの想像力があれば大変身!
落ち葉を枝にさすと焼き鳥の完成!
「いらっしゃいませ〜」と一言言ってみるだけでも子どもの想像力が膨らみそうですね。
木の実で色水作り!
すり鉢でゴリゴリ色を出したり、袋に水を入れて揉んでみる実験も楽しそう!
落ち葉を持ち帰って落ち葉スタンプ!
枝だけを描いた画用紙を準備し、事前に見せて導入しておくと子どもたちの目的意識も持てて楽しそう!
また落ち葉のある場所やその葉がはえていた木を観察することも大切な学びになります。
秋の自然物を使って秋の製作!
芸術の秋らしく画用紙にただ貼るのも楽しそう!
木の枝を額縁にして子どもの作品を飾るコーナーを作っても雰囲気が出て季節を感じられます。
秋遊びで育てたいこと、注意したいこと
秋ならではの木の実や落ち葉、乳児クラスでは誤飲につながる可能性もあるので、子どもたちの姿をしっかり観察して取り入れてみましょう。
特に4.5歳児になるとルールやマナーも身につけておきたい時期なので、公園の葉っぱやお花などを遊びに取り入れる際のお約束についても子どもたちと一緒に考えるいい機会になると思います!
例えば…公園はみんなのものだから、咲いてるお花や植ってる木から葉っぱをちぎって使うのはいいと思う?
何なら遊びに使っていいかな?
など子どもたちに考えさせてみてもいいかもしれません。
落ち葉なら使ってもOKなど自分たちで考える機会を作ってみると安全やルール面など保育の幅も広がります!
まとめ
自然物を使って楽しめる製作やゲームを通して、秋の美しさや自然の変化を感じることができ、子どもたちにとっても豊かな経験になります。
また子どもたちの成長がサポートされ、豊かな感性や創造力が養われます。
自然に触れることができる楽しい季節を思う存分満喫してください。