多様性の時代!『ファミリーデー』とは?

行事
5月の第2日曜日は母の日です。

母の日参観や、お母さんへのプレゼント製作などを行う保育園が少なくありません。

しかしながら、ファミリーデーという形であえて母の日を行わない保育園が徐々に増えてきているという話もあります。

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ファミリーデーとは

子どもたちとその家族や身近な人が一緒に楽しむための特別な日やイベントを指します。

ファミリーデーのねらいは、自分を大切に育ててくれる方へ、感謝の気持ちを伝えることです。

ファミリーデーは5月14日に行われる母の日と、6月18日に行われる父の日が由来になっている行事と言われています。

しかし近年の家族の構成はさまざまであり、両親、片親、祖父母、養子縁組、同性カップルなどさまざまな形態があります。

それらの事情の配慮から『ファミリーデー』を設けている状況もあるようです。

また異なる文化や宗教を持つ家族も多いです。

ファミリーデーでは、異なる文化や宗教に関するアクティビティや食事を取り入れることで、多様性を称賛し、異なる背景を持つ家族同士が交流できる場を提供する意味も持ち合わせています。

保育園でのファミリーデーが多様性を尊重し、全ての家族が参加できる素晴らしいイベントとして、保育園での母の日、父の日のイベントがより意義深いものになると思われています。

ファミリーデーの目的

家族の絆を強化する

保育園でのファミリーデーは、家族全体が一緒に参加して楽しむことで、家族の絆を深めることを目的としています。

子どもたちが親や兄弟姉妹、身近な人と共に過ごすことで、家族間の結びつきが強まります。

保護者と保育園のコミュニケーションを促進する

 ファミリーデーは保護者と保育園のスタッフとのコミュニケーションを促進する機会でもあります。

保護者が保育園の活動やプログラムに参加することで、子どもの成長や学習についてより深く理解し、日頃の悩みを相談出来る機会もあり、保育園との連携を図ることができます。

子どもの自己肯定感を高める

子どもたちが家族と一緒に参加することで、自己肯定感や自信を育むことができます。

家族からのサポートや愛情を感じながら、新しい体験や活動に取り組むことで成長を促進します。

共有の楽しい思い出を作る

 ファミリーデーは家族全員が楽しむことを目的としているため、共有の楽しい思い出を作ることが重要です。

子どもたちは家族との楽しい体験を通じて成長し、家族の絆がより強固になります。

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具体的にはどんな事をやるの?

オープンハウスイベント

保護者や家族に保育園の活動やプログラムを紹介することがあります。

保護者は子どもたちと一緒に保育園を見学し、保育園スタッフとのコミュニケーションを図ることができます。

クラフト作品

保護者と子どもたちが一緒にクラフト作品を作るイベントを開催します。

手作りのカードや飾りなどを作りながら、家族で楽しい時間を過ごすことができます。

ピクニックパーティー

公園や庭園でピクニックパーティーを開催します。

家族全員で食事を楽しみながら、アウトドアゲームやレクリエーションを行います。

スポーツデー

保護者と子どもたちが一緒にスポーツを楽しむイベントを開催します。

サッカーやバスケットボール、リレー競技など、家族で競技を楽しむことができます。

教育イベント

専門家を招いて、保護者と子どもたちに向けた教育イベントを開催します。

子どもの成長や教育に関する情報を共有し、保護者と保育園の連携を図ります。

読み聞かせ

 保育園でのファミリーデーにおいては、保護者が絵本を持参して子どもたちに読み聞かせをするイベントが行われることがあります。

子どもたちが保護者と一緒に絵本を楽しむことで、読書の楽しさや大切さを学ぶことができます。

ファミリーデーを行う際に配慮する事

言葉遣いに気をつける

家庭環境や親子関係が複雑な場合もあるため、言葉遣いには特に気を付けましょう。

子どもたちに対しては「いつもお家の人は、 みんなにどんなことをしてくれている?」と話しながら、一般的なメッセージやクラフト作品を通じて、すべての家庭に対応できるように工夫すると良いでしょう。

当日の言葉遣い

■「お母さん」や「お父さん」の代わりに、「保護者の方々」「ご家族の方々」といった言葉を使うことで、異なる家庭の状況に対応しやすくなります。

■「楽しい時間を共有しましょう」「一緒に素敵な思い出を作りましょう」「皆さんのご家族と一緒に素敵な日を過ごせることを願っています」といった言葉を使うことで、特定の家庭や個人の状況を考慮し、配慮深い言葉遣いを心がけましょう。

どの家庭にも対応出来るような形式で対応する

イベントやアクティビティを計画する際には、全ての子供や家庭が参加しやすい形式を選ぶことが大切です。

文化や宗教的な背景を考慮し、包括的なアプローチを取ることが望ましいです。

感謝の意を表現する

日頃愛情を持って接してくれている人に対して、感謝の気持ちをきちんと表現することが重要です。

また日々周りの人から受けている愛情に気付くことも重要で、子どもたちの心の成長にとって大切な機会となります。

子どもたちには、自分の感情を正直に表現することや、手作りの贈り物やカードを通じて感謝の気持ちを伝えることができます。

まとめ

ファミリーデーは、家族と保育園のコミュニティをつなぎ、子どもたちの成長を支援する素晴らしい機会です。

保護者や家族が積極的に参加し、子供たちと共に楽しい時間を過ごすことで、家族全体の絆を深めることが出来るように心がけましょう。