入園式は新しい生活が始まる重要な節目であり、子どもたちとその保護者に対して歓迎の気持ちを表すことが大切です。
子どもたちや保護者にとって感動的な瞬間や心温まるエピソードを取り入れることで、参加者に深い印象を残すことが重要です。
入園式は緊張感や不安がある場合もありますが、楽しい出し物を通じて和やかな雰囲気を作り出し、園生活の楽しさを伝えたいですね。
出し物する際ここがポイント!!
毎年行なわれる行事のため、どんな出し物をしようか迷っている保育士さんも多いのではないでしょうか?
短い出し物が好まれるようですが、「行事担当になったけど何をしていいかわからない…」という方もいるかもしれません。
所要時間は?
あまり長々と出し物をしてしまうと、子どもたちの集中力が途中で切れてしまい、グダグダとした雰囲気で終わってしまう可能性があります。
子どもたちが最初から最後まで集中して聞けるよう、出し物は3〜5分程度で行うのが良いですね。
充実した保育園生活を伝えよう
新入園児の多くは、初めて親から離れることへの寂しさや慣れない環境がスタートすることに不安を感じています。
先生たちが子どもたちとどのように関わり、楽しい環境を提供しているか表現する事で、保護者に安心感や信頼を与えることができます。
親子で楽しむイベント
入園式の中で親子で楽しむ簡単なゲームやアクティビティを用意すると、親子の絆を深めながら保育園生活の楽しさを感じさせることができます。
例えば、簡単なクイズや手遊び、パネルシアター、大型絵本などが考えられます。
在園児たちの声を取り入れ、参加してもらう
入園式で子どもたちが自分の言葉で保育園生活について語る場を設けると良いです。
歌や劇、簡単な発表などを通じて、子どもたちが自分の言葉で楽しさや友情について伝えることで、保育園の雰囲気がよりリアルに伝わります。
また事前に在園児が特別な制作物を作って、新入園児と在園児とのつながりを持つことで、緊張していた気持ちも和らぐでしょう。
具体的な出し物
歌とダンスのパフォーマンス
在園児たちが可愛らしい衣装で歌やダンスを披露する。
入園する子ども達を温かく迎えるために、在園児が歌いやすく覚えやすいものが良いですね。
例えば、
『てのひらを たいように』作詞 やなせ たかし 作曲 いずみ たく
『わらいごえって いいな』作詞 田山 雅充
『ドレミの歌』作詞 ベギー 葉山
ミニ劇やストーリーテリング
在園児たちが協力して簡単な劇を演じる。
テーマは入園生活や友情、協力、成長に関するものが適しています。
例えば、
『スイミー』や『大きなかぶ』
リレーコメディ
複数のシーンやエピソードを組み合わせ、異なるキャラクターが登場するコメディ演目です。
以下は、入園式でのリレーコメディの例です。
参加者が異なるシーンで登場し、コミカルなエピソードを演じることで、笑いと楽しさを提供できます。
保育園の不思議な一日
シーン1: 先生たちのユニークな朝
舞台: 先生たちの休憩室
キャラクター: 先生たち
内容: 先生たちが朝の支度をする様子や、おかしなルーティンがあるという設定。
例えば、一人の先生が靴を履くのに手こずったり、別の先生が変わったダンスで気分を高める様子を演じます。
シーン2: 園児たちの驚きの朝
舞台: 保育室
キャラクター: 園児たち
内容: 園児たちが登園して、新しい友達や環境に興奮する様子。
例えば、一人の子が初めての制服に興奮し、別の子が友達を見つけて一緒に遊ぶ場面を演じます。
シーン3: お昼ご飯の大騒動
舞台: 給食室
キャラクター: 園児たちと先生たち
内容: お昼ご飯の時間になり、食べ物やおかしなエピソードが起こる様子。
例えば、一人の子が好き嫌いを言って食べ物を選ぶシーンや、先生たちが楽しい食事の時間を過ごす場面を演じます。
シーン4: おやつの時間のサプライズ
舞台: おやつの時間
キャラクター: 園児たちと先生たち
内容: おやつの時間に特別なサプライズが用意され、みんなで楽しむ様子。
例えば、一人の子が大きなおやつを発見して喜ぶシーンや、先生たちがサプライズを用意して子供たちを驚かせる場面を演じます。
シーン5: さよならの別れの悲喜こもごも
舞台: お迎えの場面
キャラクター: 園児たちと先生たち
内容: 保護者が迎えに来て、子供たちと先生たちが感動的な別れをする様子。
例えば、一人の子が友達に別れを告げる場面や、先生たちが笑顔で園児たちを見送る場面を演じます。
これらのシーンをコミカルで楽しい演出で組み合わせ、笑いや感動を提供できるリレーコメディに仕上げてみてください。
手作り工作やアート展示
在園児たちが事前に制作した手作り工作やアート作品を展示。
親子で一緒に楽しむことができる工作のデモンストレーションも良いアイデアです。
保育園生活を描いた映像プレゼンテーション
前年度の子どもたちの成長記録や活動の様子を写真や映像で紹介することで、保育園生活の楽しさや学びが具体的に伝わります。
BGMやナレーションを加え、感動的な雰囲気を演出します。
子どもたちがどれだけ成長し、どんな活動に参加しているか保護者に伝えます。
感謝の言葉
先生方や職員が感謝の気持ちを込めて保護者に向けた言葉を述べ、心温まる瞬間を演出します。
フォトブースや記念撮影コーナー
新入園生や保護者が楽しんで写真を撮れるブースを設置。
特別な背景や小道具を用意して、楽しい思い出の一枚を残します。
まとめ
入園式では、緊張気味の新入園児さんも笑顔になれそうな、長く親しまれる定番の題材を選ぶ方が多いようです。
パネルシアターやペープサートなど、保育園でしか見られないような道具を活用すれば子どもたちを夢中にさせることができるでしょう。
また、在園児も一緒に参加する場合は、在園児も楽しめるような工夫を凝らすことを忘れてはいけません。
新入園生とその保護者が笑顔で楽しむことができるような演出を心がけましょう。