子どもが好きな高校生の皆さんの中には保育士に憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。
高校生が将来保育士になるためには備えるべきことがいくつかあります。
保育士の仕事に興味がある人、本気で保育士を目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。
大学進学・専門学校進学の計画
保育士になりたいと高校生の時点で考えているのであれば、そのまま進学して専門学校や短大、大学へ入学することが一般的といえるでしょう。
保育士になるには、専門的な知識やスキルが求められます。
大学や専門学校で保育関連の学科やコースを選択することが望ましいです。
進学先を選ぶ際には、その学校のカリキュラムや実習機会を確認し、保育士資格取得をサポートしてくれるかを重視しましょう。
子どもと触れ合う機会を増やす
保育士になるには実務経験が不可欠です。
高校生のうちから保育園や幼稚園でボランティアやアルバイトとして働くなど、実際の保育現場での経験を積むことが役立ちます。
推薦入学を希望する場合や就職活動において、この経験は十分なアピールポイントになること間違いありません。
また、子どもに対するイメージと現実のギャップを実感することで、「自分は本当に保育士に向いているか」を知ることもできます。
コミュニケーションスキルの向上
保育士は子どもたちだけでなく、保護者や仕事仲間ともコミュニケーションをとることが求められます。
コミュニケーションスキルを向上させ、協力や連携が得意な人物になるよう努力しましょう。
コミュニケーションスキル向上の為にやるべき事
積極的な聴き手になる
相手の話に注意深く耳を傾け、理解しようとする態度を持ちましょう。
目を見て話を聞くことや、相づちを打つことが有効です。
質問を活用する
相手に質問を投げかけることで、会話が深まります。
具体的な質問やオープンエンドな質問を使って、相手が自分の意見や感情をより具体的に表現できるようにしましょう。
オープンエンドな質問とは
相手に自分の意見や感情を広く自由に語らせるための質問です。
例：「あなたの週末の予定は何ですか？」
クローズドエンドな質問: 「予定はありますか？」
オープンエンドな質問: 「週末に何か特別な予定ややりたいことはありますか？」
上記の質問は単純な「はい」や「いいえ」で答えることが難しく、相手に深い思考や詳細な情報を引き出すことが期待されています。
このようにオープンエンドな質問は、コミュニケーションを深め、より豊かな対話を生み出すのに役立ちます。
非言語コミュニケーションの意識
言葉以外の手段で感情や意図を表現することも大切です。
表情、ジェスチャー、姿勢などを意識して使い、相手に正確に伝えることができるようにしましょう。
自分の意見をはっきり伝える
保育士としては、子どもたちや保護者とのコミュニケーションが欠かせません。
自分の考えや意見をはっきりと伝えることで、信頼感を築くことができます。
協力と連携の意識
保育士は仕事仲間や保護者と連携することが不可欠です。
協力的でチームの一員となり、お互いを理解し合いながら働くことが重要です。
コミュニケーションスキル向上の研修やセミナー参加
専門的な研修やセミナーに参加することで、コミュニケーションスキルを向上させる方法やヒントを学ぶことができます。
保育に特化した研修があれば、それも検討してみましょう。
これらを組み合わせて実践することで、コミュニケーションスキルを向上させ、将来の保育士としての役立つスキルを築くことができます。
子どもとの関わり方の学習
保育士は子どもたちと直接関わる職業です。
子どもたちとの遊びやコミュニケーションを通じて、子どもの心理や発達段階について学ぶことが重要です。
関連する書籍や講座を活用して、子どもとの関わり方を学んでおくと良いでしょう。
心身ともに健康な生活習慣の確立
保育士の仕事は体力や精神力が必要です。
健康な生活習慣を身につけ、ストレス管理や心のケアにも気を配ることが大切です。
ピアノの練習
ピアノをほとんど弾かない保育園もある一方、毎日ピアノを使う保育園もあります。
就職先の幅が広がるので、練習できる環境があるならばやっておいた方が良いでしょう。
絵の練習
園内の飾りつけや保育園だよりの作成など、保育士にとってイラストを描く機会は意外と多いものです。
また、子どもたちと共にお絵描きをする際にも簡単な絵が描ければ、子どもたちに喜んでもらえること間違いありません。
しかし、かわいいイラストなど描けなくても、保育士になれますよ。
練習してなかなか上手くならなくても気落ちすることはありません。
子どもたちと一緒に本物を見て描いたり、技法を楽しんだりして、描くこと自体を楽しめれば良いのです。
まとめ
保育士は、ただ遊ぶだけでなく、意図をもって子どもたちと毎日を過ごしています。
さまざまな角度から子どもたちをサポートできるよう、保育士に必要だと考えられるスキルを高校生のうちから取得しておくと良いでしょう。
