面接で逆質問を行うことは、自分自身をアピールし、また面接先の法人に対してもっと具体的な情報を得るために重要です。
面接官が「質問はありませんか」と聞いてきた際の例を下記にお届けいたします。
また面接官としてどの様な思いがあって質問を求めているかも理解されると、より自己アピールがしやすくなります。
効果的な逆質問【例文】
「保育において特に重要視しているポイントは何ですか?」
法人がどのような価値観やアプローチを重視しているかを知ることができます。
「チームや協力体制について教えていただけますか?」
チームワークや協力が大切な保育の現場で、どのような体制や文化が整備されているかを知ることができます。
「スタッフの研修やキャリア開発のサポートがありますか?」
職場が従業員のスキル向上やキャリア発展をサポートするかどうかを知り、自己成長に焦点を当てることができます。
「子供たちとの関わり方や保育方針について教えていただけますか?」
法人の保育方針や子供たちとの関わり方について理解を深めることができます。
「職場の雰囲気や風土について教えてください」
職場の雰囲気や風土が自分に合っているかどうかを知り、適応しやすいかを確認できます。
「職場での課題や改善点はありますか?」
職場の課題や改善がどのようなものかを知り、将来的な対応や適応力が求められるかを把握できます。
「保護者とのコミュニケーションや連携が重視されていますか?」
保護者とのコミュニケーションが重要な保育の現場で、その方針や期待について知ることができます。
面接官の逆質問の意図とは
求職者の意欲と真剣さを確認
求職者が園に対してどれだけ真剣に取り組んでいるかや、保育にかける情熱や意欲を知りたいと考えています。
求職者の知識や理解度を評価
求職者が保育に関する知識や保育園の特徴をどれだけ理解しているかを確認し、その評価を行います。
コミュニケーションスキルや協力性を見極め
逆質問を求めることで、求職者のコミュニケーションスキルや協力性を発揮できるかどうかを評価しようとしています。
特に、子どもたちや仲間との協力が求められる保育の現場では、コミュニケーション能力は重要です。
個別の志向や適応力を知る
求職者が個別の保育方針やチームワークにどれだけ適応できるか、また自身の志向や価値観がどのように合致するかを知りたいと考えています。
職場への適合性を確認
求職者が園の雰囲気や文化に適応できるかどうかを確認し、職場との相性を見極めようとしています。
逆質問ではどんなことを聞けばよいか迷いがちですが、事前に対策を済ませて自分をアピールできるチャンスとして前向きに捉えましょう。
避けるべき逆質問
「特にありません」
「下手に質問して、マイナスになったらどうしよう」「何と答えるのが正解か、分からない」などの理由で「特にありません」と答えてしまう事があるかと思いますが就職への意欲のなさや、消極的な姿勢と捉えられてしまいかねません。
面接で逆質問をしない場合でも、「特にありません」と返すのは避けましょう。
給与や手当、有給休暇などの待遇面ばかりの質問
面接での焦点は、保育への意欲や経験に置かれるべきです。
自分自身の強みや保育への情熱に焦点を当てた質問を心掛けると良いでしょう。
Webサイトや求人を見れば解決できる質問は避ける
リサーチ不足を疑われ、逆効果になる可能性があります。
まとめ
逆質問をイメージトレーニングするには具体的で率直なものが良く、自分が働く環境や職場の文化を理解し、自身の志向や価値観を確認することが大切です。
また面接時には逆質問があることで、法人との対話を深め、双方の期待や合致点を確認することも出来ます。
前述でも述べたように面接官によっては、求職者の熱意ややる気がどれだけあるのか見極めるため、逆質問を求める場合があります。
それは裏を返すと面接官に自身のアピールができる絶好の機会にも繋がります。
しかし面接官から聞きたいことについて十分な説明があり、逆質問に至るまでに用意していた質問の回答がすべて得られてしまうことも考えられますよね。
考え込んで沈黙を生むのもあまり良い印象を与えないでしょう。
特に質問がない場合には、「十分にご説明をいただきましたので、特に質問はありません。お話をお聞きし、ますます御園へ入社したい気持が強くなりました」と意欲を示しましょう。
今回の記事を参考に逆質問の対策をしっかり行ってみてください。