保育士は子どもたちとの関わりが豊かでやりがいのある仕事ですが、同時にストレスやイライラも発生しやすい職業です。
保育士の仕事は多岐に渡るため、苦手な業務があると「向いてないのかな…」と思い悩んでしまうこともあるでしょう。
ここではイライラした時の対処法やイライラしないためのコツなどを紹介していきます。
大好きな仕事でもイライラしてしまうことはありますが、上手にイライラと付き合って、楽しく仕事に取り組みましょう。
どんな時にイライラする?
子どもの行動の予測が難しい時
子どもたちは予測不可能であり、思いがけない行動をすることがあります。
そのため、予測が難しい状況での対応がイライラの原因になることがあります。
子どもはダメと言われるほどやってしまうことが多いので、大声を出す子どもには「静かにおしゃべりできるかな?」、言うことを聞いてくれない子どもには「上手に〇〇できるかな?」と問いかけてあげて、出来たらしっかりほめてあげましょう。
時には、「ゲーム」として誰が一番長く静かに出来るか、など子どもたちが少しでも楽しめる事を折り混ぜても良いです。
忙しい時や人手不足の時
保育園で忙しい日々が続くと、業務の多忙さや人手不足からくるプレッシャーがイライラの要因となります。
今の職場のままで、少しでも働きやすくするには、勤務時間から見直してみるもの対策です。
フルタイムの仕事に疲れたら、パートにするなどの相談をしてみましょう。
人手不足の園だと言いにくいかもしれませんが、辞められるよりは良いはずです。
心身の疲れや人間関係のストレスなども、勤務時間を選ぶことによって軽減されることも多いでしょう。
保護者とのコミュニケーション
保育士は保護者とのコミュニケーションが欠かせません。
しかし価値観の違いや保護者の期待がある中で、コミュニケーションの取り方が難しい場合、イライラしてしまいます。
そんな時は無理せず上司や同僚に打ち明けてしまいましょう。
自分で対策を考えようとすればするほどイライラが増幅してしまうものです。
イライラの原因をはっきりさせて保護者と向き合うのも手ですが、自分だけで抱え込みストレスがたまってしまう前に他の人に頼りましょう。
体力的な疲労
長時間の立ち仕事や身体的なアクティビティ、子どもたちの世話や安全確保に伴う動きなどが、体力的な疲労を引き起こす可能性があります。
このような体力的な疲労が積み重なると、イライラやストレスが増加することがあります。
十分な休息と睡眠、適度な運動やストレッチ、仕事中の適度な休憩、同僚との業務サポート、仕事とプライベートのバランスなどを見直すことで保育士の体力的な疲労を軽減し、イライラを和らげることができます。
保育士に向いていないと思った時に考えること
子どもに興味があるか、自分自身の価値観を確認
保育士の仕事は子どもたちとの関わりが中心であり、人間関係やコミュニケーションが重要です。
自分が子どもに興味を持ち、関わりを楽しむことができるかどうかを再確認しましょう。
仕事へのストレス耐性と忍耐力
保育士の仕事は多忙であり、予測不能な状況に対処する必要があります。
自分のストレス耐性や忍耐力を客観的に評価し、それに耐えることが出来るか考えてみてください。
コミュニケーションスキルの確認
保育士は子どもたちだけでなく、保護者や仕事仲間とも密接に連携する必要があります。
コミュニケーションスキルが向上する余地があるか、または既に向上しているかを確認しましょう。
自己の成長と学びの意欲
保育士に限らずですが、お仕事として出来る限り学びを得る必要があります。
自分が新しい知識やスキルを習得し、成長する意欲があるかどうかを考えてみてください。
仕事に対する情熱
保育士の仕事はやりがいがありますが、同時に責任も伴います。
子どもたちと向き合うことや、その成長をサポートすることに情熱を感じるかどうかを確認してみましょう。
アドバイスを受ける
身近な友人や家族、または職場の同僚からのアドバイスを受け入れることも役立ちます。
他者の視点からの評価や改善点を取り入れて、自分のキャリアを再検討してみましょう。
他のキャリアオプションへの意欲
『キャリアオプション』とは自分の職業や仕事に関する選択肢や選択可能な進路のことです。
自分のスキル、興味、価値観、将来の目標などに基づいて検討し、柔軟性を持ちながら進路を考え、適切なタイミングで調整を行ってみることも大切かと思われます。
まとめ
やりがいを見失ってしまったら、過去を振り返りながら、自分の幸福や充実感を追求するために、冷静かつ前向きに自分と向き合ってみることが良いかと思います。
前述の提案以外に働きやすい職場を探してみたり、柔軟な働き方(雇用形態の変更)を考えるのも良いかもしれません。
理想とする働き方がみえたのなら、やはり保育士に向いているといえるのではないでしょうか。