口の中のケガ とっさの対処法 ~歯をぶつけて抜けた~

病気・けが

子どもが転んで顔を打つこと、友達などとぶつかり歯を打つことはよくあります。

子どもの体は頭部が大きいのでバランスがとりずらく不安定です。

また腕の力が弱く、体を支えきれずに顔をぶつける為に口や歯のケガにつながるのです。


さっきまで楽しく遊んでいたのに突然口から出血して大泣きする子供を見たら大人でも慌てると思います。

そんな時にとっさに出来る対処法をご紹介しますね!


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歯をぶつけて抜けた

歯が抜け落ちてしまった時は慌てないでなるべく早くその歯を牛乳の中に入れて受診してください。

『歯の根の部分に触らないこと』、『水道水で洗わないこと』、『歯を乾燥させないこと』が大切です!


なぜ牛乳につけるの?

外傷で抜けた歯を再び元に戻すためには、抜けた歯の根っこの周辺にある細胞が生きていることが必要です!

この細胞は乾燥すると死んでしまうため、生理食塩水の成分に似た牛乳に漬けて細胞が死んでしまうことを防ぎます。


歯が抜けていなくてもよく確認を

グラグラしていないか、折れたり欠けたりしていないか、歯がめり込んでいないかなどよく観察しましょう。


【グラグラしている時】

清潔なハンカチやガーゼで歯と歯肉を押さえてすぐに受診


【歯が折れた】

すぐに歯医者さんに受診してください!

折れた部位によって処置が異なるので、エックス線検査などによる正確な診断が大切です!

折れた破片が見つかった場合は一応持参してください。


見た目には何も変化がないようでも、お子さんがその歯を避けてものを食べているようなら痛みがある可能性があります

心配ならば歯医者さんに相談しましょう。