子どもの好奇心

教育

赤ちゃんが興味を持った物に指を差す様子はかわいいものですね。

まだ言葉が話せない赤ちゃんは、指差しで気持ちを伝えようとします。

指差しは子どもの好奇心そのもの!

赤ちゃんの頃に見られる『指差し』。

好奇心旺盛な子どもに育つにはいつ頃からどんな対応をするのが良いのでしょうか?

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指差しが始まる時期は?

個人差がありますが、生後10ヶ月から1年くらいから指差が出てくることが多いです。

しっかりと人差し指を立てていなくても、手のひらを握ったり広げたり手を動かしている行動が指差しの前兆になります。

指差しの仕方は、手の動かしやすさや好みなど個性があるので、周りの子と少し違うからダメだとか変だとかいうわけではありません。

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『指差し』とは?

指差しはコミュニケーションの一つ!

また指差し行動は子どもの認知や言語の発達において重要な役割を果たしています。

指差しには主に2つの種類がある

要求の指差し

子どもが何かを欲しい時や手に入れたい時に指差します。

例えば、おもちゃや食べ物を指差すことがあります。

注意喚起の指差し

子どもが他の人に何かを見てほしい時に指差します。

これは「これを見て」という意味で、子どもが他人と共有したい興味や経験を示すものです。

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月齢別『指差し』の意味

子どもが指差しをすることの意味は、発達段階に応じて変わってきます。

下記は一般的な発達の目安と、指差し行動に対して親や保育士の対応、またそれに対する育成の効果についてです。

生後9~12ヶ月

意味

この時期の赤ちゃんは、興味のある物や人を指差し始めます。

例えば、お気に入りのおもちゃや食べ物などに対して指差しをするようになります。

反応

親や保育士は、子どもの指差しに応じて、その物の名前を教えたり、「これは〇〇だね」と共感することで、子どものコミュニケーション意欲を育てることができます。

生後12~18ヶ月

意味

この頃には、指差しによって他者の注意を引くことを意味します。

例えば、何かを見つけて「見て!」と言わんばかりに指を指します。

これは、子どもが他者と興味を共有する能力が発達している証拠です。

反応

子どもが指差したものに対して話しかけることで、言語の発達を促進できます。

また、質問形式で反応することで、会話のキャッチボールを楽しむ機会も増えます。

18ヶ月以降

意味

この時期になると、より複雑なコミュニケーションの一環として指差しを使うことを意味します。

例えば、絵本を指差してストーリーを聞きたがる、何かを指差して「これは何?」と尋ねることがあります。

反応

子どもの言葉の発達を支援するために、豊かな表現や説明を提供することが大切です。

また、指差しをきっかけに、他の会話や学習の機会を広げることができます。

好奇心旺盛な子どもに育つために…

指差しに対して応えてあげる!』ことです。

海外の研究で…

子どもが指差をしたタイミングで…

▷それは何なのか、どういうものなのか、どういう使い方をするおもちゃなのか、大人が応えるグループと

▷コップを指さしているのに「くつ」と答え、適当に応えるグループ

でどちらの方が指差が盛んになるのかという研究の結果…

前者の方が指差しが盛んになる!ということが分かったそうです。

指差しは興味の表れでしたね。

赤ちゃんながらに興味を持って周りの世界を見てほしいですね。

まだまだ赤ちゃんですが、研究の結果から信頼できる情報なのか、学べる大人なのか、判断できていることに驚きです!

また、喃語を発した時に物の名前を教えてあげると、何もない時に教える時とでは、前者の方が物の名前を覚える確率が高まるという研究結果もあるそうです!✨

喃語を発している時にはあかちゃんの学ぶ心構えができている合図!ということですね。

まとめ

何気ない応答かもしれませんが、赤ちゃんにとっては大切な大人の関わりです。

子どもの成長の合図をキャッチして保育していきたいですね!