転職活動を考える時に、既存の園で探すか、新規園のオープニングスタッフとして働くか頭をよぎるかと思います。
今回は実際に経験している現役保育士さんに話を伺ってオープニングスタッフとして働くメリット・デメリットを聞いてまいりました。
ぜひ就職活動の参考にしてみてくださいね。
オープニングスタップになるメリット
園舎が綺麗
なんといっても園舎が綺麗！
デザインもオシャレだったり可愛かったり、出勤するのが楽しい！
何気ないけど毎日使う大人のトイレも、何年か経っても綺麗だなーと思えます。
経験年数がある程度あるとキャリアアップしやすい！
クラスリーダーやフロアリーダー、副主任など任せてもらえる確率が高い！
例えば、経験豊富な保育士であれば、新人保育士の指導役として抜擢されることがあり、早期にリーダーシップを発揮できる場があります。
何かしらの役職があると給料アップにもつながります！
経験増えて成長できるし、給料もアップして嬉しい！
新しく作り上げる楽しさがある！
自分の意見やアイデアを反映させやすい環境があり、自分たちで一から作り上げていける楽しさがあります。
クラス環境、行事など自分のアイデアが形になるとやはり嬉しい。
柔軟な働き方ができる！
初期の段階で、勤務時間や仕事内容の調整がしやすい場合があり、柔軟な働き方ができることがあります。
例えば、週4日勤務の希望が通りやすいなど、個別の要望に対応してもらえることがあります。
オープニングスタッフで働くデメリット
多忙な上にさらに多忙
メリットと表裏一体ですが、何も決まっていない分、一つ一つ決めていかないといけないので考えることがいっぱい！
普通に時間が足りません。
クラスの運営の仕方、行事のあり方、行事の装飾…会議をしても「あれどうするのかな？」「そういえばあれって…」と決めなきゃいけないことがどんどん出てきます。
オープニング時には、必要な資材や設備がまだ整っていない場合があり、装飾も前年使っていたものがないので最低限でも何かしら作らないといけません。
なかなか基盤が作れない
運営が安定するまでに時間がかかる場合があり、組織や運営の方向性がまだ明確でないこともあります。そのため、不確実性やストレスが伴うことがあります。
一度決めたことが最良の方法！とは限りません。
日々、年々試行錯誤してより良い運営方法が決まっていきます。
なのでオープニングから3年くらいは「去年はこうだったのに…」と思うことが続くこともあるかもしれません。
常により良い方法はないのかとアップデートしていく気持ちでいる必要があります。
定着率の不安
新しい職場ではスタッフの入れ替わりが多くなる可能性があり、チームが安定するまでに時間がかかることがあります。
例えば、開園初期に人間関係のトラブルが発生し、一部のスタッフが退職してしまうことがあり、チームの安定性が確保されるまでに時間がかかる可能性があります。
人間関係の悩みはどこに行っても出てくる
新規園は職員のスタートが一緒だからいい関係を築きやすい！と言われていますがそうでもないかもしれません。
お局の存在はいませんが、誰しも同じ志かと言われるとそうではないので、期待を持ちすぎるのは禁物です。
自分自身がトラブルメーカーにならないよう、いい人間関係を作れるように努めたいですね。
オープニングスタッフはこんな方にピッタリ
ポジティブに考えれる方
保育園のオープニング時に、まだ業務フローが整っていない中で、予期せぬ問題や課題が発生しがちです。
色々な課題を解決していく過程に面白みを感じ、やりがいを持てる方には向いています。
コミュニケーション能力と柔軟な考え方をお持ちの方
保護者や他のスタッフとの円滑なコミュニケーションが非常に重要です。
新規園では、保護者との信頼関係を築くことが重要な課題であり、また、スタッフ同士の情報共有や意見交換も必要です。
他人の意見に耳を傾け、柔軟に対応できる人が向いています。
リーダーシップと協調性
新しい施設の立ち上げでは、スタッフ同士の協力が不可欠です。
オープニングスタッフは、チームの一員としてだけでなく、リーダーとして他のスタッフをサポートし、指導する役割も期待されることがあります。
リーダーシップを発揮しつつ、他のメンバーと良好な関係を築き、協力し合うことが求められます。
一人だけに業務が偏らないように、大変な時には人に頼る、逆に大変そうなスタッフを見かけたらサポートを怠らないという気持ちをいつも持ち続けられる方に向いています。
まとめ
経験者の先生によると3年は試行錯誤、4年目に基盤が決まってきて、5年目からやっとその保育園の基礎ができて通常のように働ける！とのこと。私もまさに実感中です。
大変なこともありますがオープニングスタッフとして働いた経験は大きな力になると思います！
